モダンカリグラフィー

「カリグラフィー」とは、日本では「西洋書道」と訳されます。

カッパープレート体という書体を基に現代の雰囲気に変形・アレンジされた文字は

現在「モダンカリグラフィー」と呼ばれ、

ウェディングシーンや雑貨などで使われ近年流行しています。

「モダンカリグラフィー」は文字そのものというよりも

デザインやその周辺のスタイリングも含め

21世紀の「今」の空気をおしゃれに表現しているものと理解すると

ぴったりくるのではないかと思います。

バイブラント体

カリグラフィーの歴史は約二千数百年に及びます。

現在のローマンアルファベットはローマ帝国時代の「ローマンキャピタル体」にはじまり、

以降、様々な地域・文化を経て数多くの書体へと変化していきました。

それぞれにその特徴を表した ”書体名” が存在します。


書体名ではない「モダンカリグラフィー」という大きな括りの名称で呼ばれている文字を

一過性の流行で終わらせず文字文化として後世に残すためには

書体名を設定する必要があると強く感じてきました。


書体名はその文字の特徴をとらえていることが大切です。

カリグラファー・西村弥生先生のご助言をいただきながら

長年相応しい書体名を探してきた結果、

バイブラント(英:vibrant)という言葉にたどり着きました。

そこで、現在「モダンカリグラフィー」として流行している文字を

カッパープレート・バイブラント体と名付け、ルールを確立しました。


バイブラントとは「躍動感のある」という意味です。

楕円で構成されたエレガントな "カッパープレート・ラウンドハンド体” 、

それを基に美しくかつスピードを上げて書けるように創られた

”カッパープレート・スペンサリアン体” を経て生まれた、

より生き生きとした勢いのある線で構成された文字を表すのに適した書体名と考えます。

今後は、書体「カッパープレート・バイブラント体」を広めていくことに

微力ながらも全力で取り組んでいきたいと考えています。